CCDOPS(SBIG社製CCDカメラ標準制御ソフト)機能・クローズアップ
「単板カラーCCDメニュー」 → CCDOPS・Ver5.47Jソフト機能一覧取り説42ページに掲載



単板カラーCCDメニュー(Single Shot Color)コマンドとは、、、
SBIG社がこれまでに養ってきた豊富な経験を元に「これだけの性能ならば天文にも通用する」と考え、満を持して世に送り出した「フルカラー冷却CCDカメラ(以下はワンショットカラーカメラと表記)」は、現在におきましてもこれらの実際のユーザー様より大変なご好評を頂いております。SBIG社が推奨する「ワンショットカラーカメラ」はモノクロ機と比べても、一昔前の同機のような「解像度(=画素数)」及び「感度(=量子効率)」のロスがほとんどなく、まるでモノクロのCCD素子が「フルカラー化」の能力を持ち得たような、そんな力強い潜在能力を有します。

さて、そのような「ワンショットカラーカメラ」ですが、画像の撮影が完了し、まず初めに画面に表示される画像は「モノクロ映像」となります。

以下ではこのモノクロ映像をどのようなプロセスで「フルカラー化」を行なうかをご紹介致します。


対応機種: 

SBIG社製:「ST-2000XCM」「ST-2000XCMi」「ST-4000XCM」「ST-8300C
STL-4020CM」「
STL-11000CMクラス1クラス2)」ST-i(カラー)
STF-8300C

 
※ ……… 2012年現在、英語版のみの対応。順次、日本語版も対応予定。

必要パーツ: 

上記各種「CCDカメラ」一式・CCDOPSソフトウエア(Ver5.47J)

準備が必要なもの: 

上記機種にて取得された画像。ダークフレーム処理やフラット処理等を完了したもの)



それでは実際の操作方法について触れてゆきましょう!


↓ 画像を開き、以下のコマンドを実行します ↓



↓ 次に以下のパラメータを設定します ↓



カラーバランス: 
「カラー化」する際のカラーバランスを決定。通常はデフォルト(上記)にてお試し下さい。ほとんどの場合、最適なカラー化が可能です。
コントラスト: 
カラー化後の画像の「コントラスト」を調整します。まずは「デフォルト」でお試し下さい。
明るさ: 
カラー化後の画像の「明るさ」を調整します。こちらも同じく「デフォルト」でお試し下さい。
処理方法: 
カラー化の「処理方法」を指定します。撮影方法や対象の特徴等に合わせて色々お試しになり、最適な処理を行なってみて下さい。なお、一部の追加情報をCCDOPSソフト機能一覧取り説43ページに掲載致しております。
「X」オフセット: 
カラー化の処理を「寒色(青)」方向に処理します。
「Y」オフセット: 
カラー化の処理を「暖色(赤)」方向に処理します。
デフォルト設定: 
クリックを行なう事で「初期パラメータ」に戻します。
処理開始: 
上記の設定パラメータにて「フルカラー化処理」を開始します。

↓ 「処理開始」をクリックすると ↓


(単板カラーCCDメニューを処理した)作例(M45:15分


撮影データ(M45)
 撮影システム  鏡筒TMB 115mmF7 3枚玉スーパーEDアポ鏡筒架台:タカハシ製「EM-200Temma2Jr」
 使用CCDカメラモデル  SBIG製「ST-4000XCM・ABG+同社製「AO-8」
 露出時間  15分AOセルフガイディング:1枚の撮影
 撮影地/撮影者  京都府亀岡市/SBIGジャパン(国際光器):T.坂田
 仕上げ処理  ・CCDOPSソフトウエアにて「カラー画像作成(sRGBガンマ補正)」処理
 ・画像レタッチソフトウエアにて「レベル調整」を追加で実施

以上にて「単板カラーCCDメニュー」の解説は終了です。SBIG社製品ならこんなに簡単、初めての方でも安心してお使い頂けます!



コマンドアクセス:
「CCDOPSソフトウエア(Ver5.47J)」「ユーティリティー」「単板カラーCCDメニュー」
コマンドの詳細:
「CCDOPS Ver5.47J」機能一覧取扱い説明書の「42ページ」に掲載がございます。





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SBIGJapan(国際光器/株式会社マゼラン)



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