CCDOPS(SBIG社製CCDカメラ標準制御ソフト)機能・クローズアップ
「デュアルCCD画像表示」 → CCDOPS・Ver5.47Jソフト機能一覧取り説15ページに掲載



デュアルCCD画像表示(Dual CCD View)コマンドとは、、、
SBIG社が誇る「オールインワン・カメラ制御ソフトウエア」のCCDOPSの特殊お役立ちコマンドの「デュアルCCD画像表示」。このコマンドはその名の通りの「2枚のCCD素子画像の同時表示」となります。
こちらは
「デュアルCCD素子搭載機種専用」の特殊コマンドとなりますが、対応機種におきましては非常に有用性の高いコマンドで、例えば撮影開始前の構図決定の際の「ガイド星」の検出確認や両CCD素子間でのピントの整合性の確認、更に「サブCCD」でのあえての撮影の際の対象導入ファインダー(メインCCD素子で通常導入、その後のサブCCD素子へ移動導入など)として、様々なご利用のお役立ちとなることでしょう。

それでは、そのご利用の頂き方をこれよりご紹介致します。


対応機種: 

SBIG社製ST-XE/ST-L/ST-Xの各シリーズの「デュアルCCD素子」機種。

必要パーツ: 

上記各種「CCDカメラ」一式・CCDOPSソフトウエア(Ver5.47J)

準備が必要なもの: 

各種CCDカメラのセットアップ(パソコンへの通信確立、温度設定など撮影準備のすべて)・望遠鏡のセットアップ(全般)などなど、本番撮影の準備全般。



それでは実際の撮影方法について触れてゆきましょう!


↓ 通信確立後、以下のコマンドを実行します ↓



↓ 次に以下のパラメータを設定します ↓



露出時間: 
撮影時間を単位「秒」で指定します。
ダークフレーム: 
ダークフレームを指定。例は「ライト+ダークの自動減算撮影」を実行します。
 
「未処理」:ライトフレームのみを撮影します。
 
「ダーク転送のみ」:ダークフレームのみを撮影します。
自動更新: 
チェックを入れますと、自動的に画像を更新してゆきます。
CCD輝度調整: 
2枚のCCD素子の「コントラスト調整」を自動的に最適化します。

↓ 「OK」をクリックすると ↓



解説

まずは、ダークフレームから撮影を開始します。




解説

上記の「ダークフレーム」のダウンロードが始まります。




解説

続いてライトフレームの撮影が開始されます。




解説

同じく「ライトフレーム」のダウンロードが開始されます。


↓ すると ↓



解説

画面左の下側の画像が「メインCCD素子」での取込み画像、対して上側が「サブCCD素子」のものとなります。以後、自動的に画像の更新が継続され、「一時停止」ボタンをクリックするまでこのコマンドは継続されます。


↓ ちなみに市販のソフトで確認する事も可能です ↓


視野インジケーター(The SKY Ver5.0J)より


↓ 撮影(保存)が完了しました! ↓


M78:2分23秒


撮影データ(M16)
 撮影システム  鏡筒TMB 203mm(F7)架台:ソフトウエアビスク製「パラマウントME」赤道儀
 使用CCDカメラモデル  SBIG製「ST-4000XCM・ABG
 露出時間  2分23秒(ノータッチガイディング:恒星時駆動のみ)
 使用フィルター  IDAS製「LPS-P2」光害カットフィルター
 仕上げ処理  CCDOPSソフトウエアにて「ワンショット・カラー」現像処理のみ

以上にて「デュアルCCD画像表示」の解説は終了です。



コマンドアクセス:
「CCDOPSソフトウエア(Ver5.47J)」「カメラ」「デュアルCCD画像表示」
コマンドの詳細:
「CCDOPS Ver5.47J」機能一覧取扱い説明書の「15ページ」に掲載がございます。





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