巨大なCCDチップ搭載の「STLシリースカメラ専用」

AO-L

アダプティヴ・オプティックス装置

新登場!


すばる望遠鏡「真っ青!?」同機に採用されている補正光学系システムに相当の「市販製品」がこのAO-Lです!

 天文用の冷却CCDカメラの世界的パイオニアである「SBIG社」より、従来からの大好評製品である
AO-7アダプティヴ・オプティックス(補正光学系/≒シンチレーションキャンセラー)装置」をベースに、更なる開発を経て、より大型のCCD素子をカバーし同時にフランジバックを短縮、世界初で唯一の市販アマチュア製品である「AO-Lアダプティヴ・オプティックス装置」ご紹介致します。

 このSBIG社製の「AO-Lアダプティヴオプティックス装置」は、主にラージフォーマット型CCD素子にも対応可能で、受光面がより広大なST-Lシリーズカメラにても、広視野に渡りかつてないほどシャープで正確な画像解像度が得られるように設計されています。

 より広大な視野を効果的に補正するため、良い画質を保持しながらより大きなST-L CCDチップの周辺減光を防ぐよう、従来機のAO-7よりダイナミックな補正光学系システムが必要となり、それに加え従来機からの「高精度ミラー補正システム(AO-7に搭載)」を採用すれば、たちまち非常に膨大なフランジバックを必要とする製品となり得てしまい、実際にご利用いただける光学系(鏡筒)に重度の制約が及んでしまいます。

ST-Lシリーズ大フォーマットCCD素子全体が補正ができ、しかもわずか38mmのフランジバック(バックフォーカス)に押さえた最新型のアダプティヴオプティックス装置本体の様子です。写真右側が望遠鏡側への配置となります。中央に配置のD-sub端子は、「I2Cポート」搭載機の接続用の追加端子です。

 これらの理由から、最新のより大きなアダプティヴオプティックス装置がST-Lシリーズカメラ向けに特別に開発されました。この最新のAO-Lは、ST-L CCDカメラと望遠鏡の接眼部の間に取付けます。また、従来機(AO-7)のミラー補正システムよりも、よりダイナミックな補正が可能な「オプティカル・プラット・ガラス」が採用されています。 しかし、このレンズは従来機に比べても大きなものになるため、1秒間での最大補正回数(MAX周波数)は従来機ほど高くはありませんが、同「オプティカル・プラット・ガラス」がプリズム特性である光の回折(屈折)までを補正に利用する事で従来機よりもより早い反応速度を実現しています。

AO-Lの「オプティカル・プラット・ガラス」は、ST-L大型CCD素子をも対応可能のため、円形ではなく、長方形型が導入されています。接続は、ST-Lカメラの「I2C端子」にケーブルを差すだけで、別電源は不要です。制御のすべては、ST-L付属のCCDOPS5.40J日本語版ソフトウエアで行います。

 AO-L本体は、バックフォーカス距離を約38mmに縮小するように設計されています。オプティカル・プラット・ガラスのサイズは、STL-11000の非常に大きなCCD素子にも対応できるように設計されており、同大型のCCD素子をフルカバーできるよう、構成部分は円形ではなく、およそ38mm×50mmの長方形になっております。このガラスの両面には防反射ARのハード・コーティングが贅沢に施され、ゴーストレスの乱反射率を1%以下にまで抑えています。また、このガラスユニットはケースから簡単に取り外す事も可能で、例えばクリーニング等も容易に行えるようになっています。

AO-Lのオプティカル・プラット・ガラスと制御基盤。CCDチップを保護するために、AO-Lのカメラ側CCD素子エリアは、チェンバーで完全に密閉されています。

 AO-Lアダプティヴオプティックス装置は、ST-Lカメラの「I2Cポート」を経由して操作でき、最新のST-L専用8ポジション・インチフィルターホイールなどの他の「I2Cアクセサリー」との同時併用にも対応可能です。

必要なケーブルやネジ類、ヘクスキーと日本語取説付き

STLカメラ本体
STLカメラ本体+ AO-L
→ 取り付け解説(詳細) ←


AO-Lスペックシート
 補正方式  オプティカル・プラット・ガラスユニットによる「ダイアゴナル駆動補正」
 寸法  約125mm x 95mm x 95mm (最大外殻寸法)。※AO-L本体は「L字」形状)
 重量  約800g
 バックフォーカス  約38mm
 取り付け方  ST-L本体ハードウエア部と接続、CCDチェンバーの密閉度を保護します
 電源  ST-L本体から電源供給されます(外部追加電源は不要)
 制御  ST-L本体のI2C端子から制御指令されます
 互換性  ST-Lシリーズカメラの全機種/07年3月より、USBインターフェース
 仕様のSTシリーズカメラにも対応可能。(「i」カメラや他社CCDカメラは非対応です)
 他I2C装置と同時使用  AO-L本体にあるI2C端子により、同規格アクセサリーを複数接続できます
 付属品  本体に、接続のためのケーブルや金具と工具、詳しい日本語取扱い説明書
 制御ソフトウエアは、カメラに標準付属のCCDOPSソフトウエアを使用
 品番  AOL
 販売特価  製造中止(ST-Lカメラ対応用セット一式)

「補正光学系/≒シンチレーションキャンセラー)装置」は新規格へ... SBIG社製「AO-L」をご体感下さい!



SBIG社製品日本輸入総代理店
SBIGJapan(国際光器/株式会社マゼラン)



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