やっぱりSBIG社製カメラは凄い!
SG-4・スタンドアローンガイダー ファーストライト!


パソコン接続による動作画面の一例



使用プロフィール・データ(使用者:SBIGジャパン/坂田)
 使用鏡筒(光学系)

鏡筒TMB社製115mmF7・LW鏡筒(D=115mm F7)

 使用架台(赤道儀)

架台:タカハシ社製EM-200Temma2 Jr.

 使用リレーケーブル
 
SBIG製「リレーアダプターBOX」+「Temma用ST-4ケーブル:パターン「1」
「TICケーブル(SG-4付属品)」+「LVI用直結ケーブル」   :パターン「2」

 ダークフレーム減算

自動減算処理(ユーザー設定なし。全て自動で処理されます。)

 バッドピクセル処理

自動修正処理(ユーザー設定なし。全て自動で処理されます。)

 スケーリング(画面表示)

自動設定(ユーザー設定なし。ガイド星の輝度に最適化され自動で設定されます。)

 シャッタースピード

自動設定(ユーザー設定なし。ガイド星の輝度に最適化され自動で設定されます。)
上記一例では、「下記ガイド星」を「0.1秒」で自動設定されていました。

 ガイド星・等級

やぎ座の「β星(3等級)」を使用。
 
※撮影者の後日の記憶による星図での検証による。おそらく間違いないものと考えられます。

 転送レート(シリアル)

自動画面トリミング高速転送(ユーザー設定なし自動。ガイド星の周囲を自動トリミングして転送の効率化を促進。この時のシリアル転送レートはUSB→シリアル変換により460Kボーに自動設定。)
上記一例では、シリアル転送にも関わらず、
ほぼ「リアルタイム」でピントの調節からキャリブレーション作業の進行、そしてオートガイドも非常に高い安定感で高精度に進行していました。

 撮影場所/撮影者

弊社店舗(屋上バルコニー)/弊社スタッフ(T.坂田

 その他(コメント)

去る11月25日にファーストライトを行ないました。

まずは、このSG-4が「パソコン要らず(スタンドアローン型)」と呼ばれるこのポイントからご説明致しましょう!

「パソコン要らず」と申し上げましても、
始めから最後まで一度も必要ではないかと申しますと、答えは「NO(ノー)」です。やはり、より高精度で力強い「オートガイディング」を行なわれる場合には「初回のみ」はパソコンからの指令が必要となります。

具体的には、
「始めて実地でSG-4を使われる時」「ピント合わせ」「キャリブレーション実行の指示」のみがパソコン(ソフトウエア)より必要となります。

「ピント合わせ」につきましては、ピント出しが
完了した時点で「ドロチューブに印し」などをおつけ頂くか、同焦点となるアイピースをご作成頂く事で次回に繋がりますし、「キャリブレーション」におきましては、SG-4本体の内蔵メモリーにその情報がコピーされますので、正に「次回以降は一切パソコンが不要となる」わけです。

なお、「SG-4」はパソコンとの接続に
「シリアルポート」が必要となり、一般現行型のパソコンにはこのポートが非付属となっておりますが、最近では「USBシリアルコンバータ」なる変換ケーブルがパソコン取扱店にて発売されておりますのでこちらをご利用頂く事で容易にご接続頂けるようになります。

さてさて、かくもSG-4はとにかく
「賢くて」一切の「パラメータ調整」は必要有りません。唯一、ガイド星のピント合わせの時の露出時間(シャッタースピード/上記一例画面の「0.1000」。)のみの設定です。

そして、ピント合わせが完了したら、いよいよ「キャリブレーション」です。この時にはCCD素子上の
ガイド星の明るさを検出し、最適な輝度になるまでSG-4が自動でシャッタースピードを調節します!最短で「0.1秒」、最長で「10秒」と幅広く、前シャッタースピードで「暗い」とSG-4が判断した場合、その次のシャッタースピードに設定を変え、再びトライします!もちろんこの動作にも我々ユーザーサイドで何も設定しなくてもSG-4が自動で行なってくれます。

そしてそして、肝心要の「オートガイダー」の性能は、ハッキリ言って
「舌を巻く」凄さです!

極軸を併せていない架台(高度はおよそで、方角もおよそ北に向けた状態)でも、
通常では考えられないような「大きなズレ」を、SG-4が効果的に、そして確実に修正していました。試しにこのファーストライトの終了時(片づけ時)にSG-4をOFFにした途端、ファインダーの視野(7°)からガイド星がいなくなるまで、ほんのわずかな時間しかかからなかったのです!瞬く間に視野から居なくなりました。

更にSG-4は「ノイズリダクション」機能のようなもので、ある程度の
露出(600秒)程度までの撮影(高感度カメラとして)もこなしてくれる「オートガイダー兼イメージングカメラ」にもなり得る優れものです!

次回は光害カットフィルターを併用して
「撮影カメラ」として天体を撮像してみたいと考えております!(次回にご期待下さい!)





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